
ベッドに入っても頭の中がぐるぐるして眠れないんです…



疲れているのに交感神経が冴えて、寝つけないまま朝を迎えてしまいます
そんな悩みを抱えていませんか?



実はその原因、多くが“ストレスで乱れた自律神経”なんです。交感神経が優位なままだと、脳も体も休めず眠りにつけません
結論から言えば、解決のカギは マインドフルネスです。
これは「呼吸や体の感覚に意識を向け、余計な思考を手放す方法」です。
たとえば「息をゆっくり吸って吐くこと」や
「布団に触れる体の感覚」に注意を向けるだけで、
“今この瞬間”に集中できます。
その結果、副交感神経が働きやすくなり、
脳も体もリラックスして眠りに入りやすくなるのです。
だからこそ、眠れない夜には“呼吸に集中すること”が一番の近道です。
ストレスが眠りに与える悪影響


自律神経の乱れ
ストレスは「眠れない体」をつくります。
理由は、交感神経が優位な状態が続き、
体が常に緊張モードだからです。
例えば、仕事の不安や家庭の心配事が頭から離れないと、
寝つきが悪くなり、途中で目が覚めやすくなります。
つまり、ストレスを放置すると「眠りたいのに眠れない」
という悪循環に陥りやすいのです。
コルチゾール(ストレスホルモン)の作用
コルチゾールの過剰分泌は深い眠りを妨げます。
理由は、コルチゾールが血糖値を上げたり心拍数を速めたりして、
体を緊張状態にしてしまうからです。
具体例として、日中に強いストレスを感じると夜になっても
ホルモン分泌が続き、本来リラックスすべき時間に体が
「戦闘モード」になっています。
その結果、ノンレム睡眠(深い眠り)に入りにくく、
翌朝まで疲労感が残ってしまうのです。
要するに、ストレスによって心も体も休まらず、
慢性的な不眠や疲労感を引き起こしてしまうのです。
マインドフルネスで睡眠を整える


呼吸法で副交感神経を優位にする
深い呼吸は「脳と体を同時にリラックス」させます。
理由は、呼吸が整うと自律神経のバランスも整いやすくなり、
副交感神経が優位になるからです。
おすすめは「4-7-8呼吸法」。
- 鼻から4秒かけて息を吸う
- 息を止めて7秒キープ
- 口から8秒かけてゆっくり吐く
この呼吸を数回繰り返すだけで心拍数が落ち着き、
自然に眠気を感じやすくなります。
寝る前に「呼吸に意識を向ける時間」をつくるだけで、
脳のぐるぐる思考から解放されやすくなります。
瞑想のやり方
瞑想は「雑念を消す」のではなく「雑念を流す」練習です。
理由は、頭の中を無にするのは難しいからです。
大切なのは、余計な考えが浮かんでも否定せず
「今は呼吸に戻ろう」と意識を切り替えること。
実践方法:
- 就寝前、椅子に座って背筋を伸ばす
- 目を閉じて呼吸に意識を集中する
- 雑念が浮かんだら「気づいて、手放す」を繰り返す
- 5〜10分でもOK、慣れたら横になって行っても良い
瞑想は「心を落ち着けるトレーニング」。
毎日少しずつ続けることで、自然と眠りに
入りやすい脳の状態が作られていきます。
ストレス緩和に役立つサプリ&グッズ


ストレスによる不眠をサポートするアイテムを取り入れると、
マインドフルネスの効果がさらに高まります。
テアニン・GABAなどリラックス成分
- テアニン:お茶由来の成分で脳波(α波)を増やし、リラックスをサポート
- GABA:ストレス軽減作用があり、寝つきの改善にも有効とされる
※ただし、医薬品との飲み合わせや過剰摂取には注意が必要です。
詳しい比較は「40代女性におすすめの睡眠サプリ比較記事」で紹介しています。


瞑想アプリ・アイマスク・アロマ
- 瞑想アプリ:ガイド付きで初心者でも続けやすい
- アイマスク:光を遮断してリラックス空間をつくる
- アロマ(ラベンダーやベルガモット):自律神経を整えて眠気をサポート
アイマスクやアロマについては、こちらの記事で解説しています。


1週間改善プラン(例)


Day | 改善テーマ | 具体的な行動 |
---|---|---|
☐ Day1 | 呼吸習慣を始める | 就寝前に「4-7-8呼吸法」を3セット |
☐ Day2 | 瞑想に挑戦 | 5分間の呼吸瞑想を行う |
☐ Day3 | 光環境を整える | 寝室の照明を落とし、ブルーライトを控える |
☐ Day4 | リラックスタイム | アロマやハーブティーを就寝前に取り入れる |
☐ Day5 | デジタルデトックス | 寝る30分前にスマホをオフ |
☐ Day6 | 栄養サポート | テアニンやGABAを含む食品・サプリを試す |
☐ Day7 | 振り返り | 睡眠日誌に気づきを記録し翌週に活かす |
毎日のセルフチェックリスト


- ☐ 起床・就寝時間を一定にした
- ☐ 就寝前に呼吸法や瞑想を取り入れた
- ☐ スマホやPCを寝る30分前にオフにした
- ☐ カフェイン・アルコールを控えた
- ☐ アロマやアイマスクで環境を整えた
- ☐ 心の不安を紙に書き出して手放した
印刷して「チェック欄にレ点」を入れると継続しやすくなります。
マインドフルネス睡眠改善チェックシート
まとめ|心を整えることが快眠への近道


呼吸に集中したり、体の感覚に意識を戻したりするだけで、
思考の暴走が止まり、自律神経が休息モードに切り替わります。
難しい知識は不要で「意識を戻す練習」と考えれば大丈夫です。
忙しい40代でもすぐに始められるシンプルな方法だからこそ、
習慣化すると睡眠の質が変わります。
ストレスと睡眠(マインドフルネス)の雑学10選


- 笑うだけでもストレスホルモンは減少する。
笑うことで、ストレスホルモンであるコルチゾールの濃度が低下し、気分を安定させるエンドルフィンなどの物質が分泌されることが分かっています。 - 不安で眠れないとき、脳は「未来シミュレーション」を勝手にしている。
不安を感じると、脳のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が過剰に働き、過去の後悔や未来の不安を繰り返しシミュレーションする状態に陥ります。 - 呼吸を整えるだけで心拍数は数分で落ち着く。
深くゆっくりとした呼吸は、自律神経の副交感神経を優位にし、心拍数や血圧を速やかに低下させます。 - 「4-7-8呼吸法」は自然の睡眠薬と呼ばれる。
4秒吸って、7秒息を止め、8秒かけて吐くこの呼吸法は、副交感神経を強力に活性化させ、心身をリラックスさせる効果が期待できます。 - 瞑想は1日10分でストレスホルモンを減らす研究あり。
定期的な瞑想は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制し、ストレス耐性を高めることが多くの研究で示されています。 - 「寝る前に今日の感謝を3つ書く」と眠りが深くなる。
感謝の気持ちを意識的に持つことで、ネガティブな感情が減り、精神が安定します。これにより、入眠がスムーズになり、睡眠の質が向上することが分かっています。 - ストレスが強いと夢の内容もネガティブになりやすい。
日中のストレスは、脳に不安や緊張の情報を蓄積させ、それが夢の内容に反映されることがあります。 - コルチゾール(ストレスホルモン)は朝に最も高い。
コルチゾールは、体を覚醒させ活動的にするために、朝方に最も多く分泌される日内リズムを持っています。 - 瞑想経験者は睡眠時間が短くても疲れにくい。
瞑想は脳の回復を促し、睡眠効率を高める効果が期待できます。これにより、睡眠時間が短くても疲労回復が促される可能性があります。 - マインドフルネスは「脳の筋トレ」と呼ばれる。
マインドフルネスは、集中力や感情のコントロールに関わる脳の部位を活性化・強化するため、この表現が使われます。
出典・参考文献
- 厚生労働省. 「健康づくりのための睡眠指針2014」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/ - 国立精神・神経医療研究センター. (2018). 「こころの健康のための睡眠ガイド」.
https://www.ncnp.go.jp/hospital/guide/sleep-column19.html - Tang, Y. Y., et al. (2009). The neuroscience of mindfulness meditation. Nature Reviews Neuroscience, 16(4), 213-225.
https://www.nature.com/articles/nrn3916 - Hidese S, et al. Effects of L-Theanine Administration on Stress-Related Symptoms and Cognitive Functions. Nutrients, 2019.
https://www.mdpi.com/2072-6643/11/10/2362 - Hepsomali P, et al. Effects of Oral Gamma-Aminobutyric Acid (GABA) Administration on Stress and Sleep. Front Neurosci, 2020.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7527439/
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