40代の体調変化と睡眠の関係|不眠を和らげるセルフケア習慣と快眠アイテム

仕事帰りの女性

最近、夜中に何度も目が覚めちゃって…翌朝スッキリしないの。

スマホを見ている女性

寝る前にスマホをいじってると、頭が冴えてなかなか眠れないのよね。

そんな悩みを抱えていませんか?


ニン

実は40代の体調変化と“眠れない夜”は密接に関係しているんです。ホルモンバランスや自律神経の乱れが不眠の原因になることもあります。

結論からいえば、40代の睡眠不調は「体の変化」を理解して、
小さなセルフケア習慣を続けることで改善できます。

この記事では、40代の体調変化と不眠の関係、
そして快眠を支えるセルフケアやおすすめアイテムを紹介します。

目次

40代女性では、女性ホルモン「エストロゲン」が低下し始め、
更年期の初期症状として 不眠や浅い眠り が現れやすくなります。

また、ホットフラッシュ(ほてり)や動悸、
気分の落ち込みなどの症状も同時に起こりやすく、
これが睡眠リズムを乱す原因となります。

さらに、仕事や家庭での責任が重なる時期でもあり、
自律神経が乱れて交感神経が優位になりやすい ため、
寝つきが悪くなったり夜中に目が覚めることも。

更年期と睡眠の詳しい関係は、こちらの記事をご覧ください。

「眠れない」を変えるには、毎日の小さな習慣が効果的です。

  • 朝日を浴びる
    → 体内時計をリセットして夜の眠りを深くします。

  • 軽い運動(ウォーキング・ストレッチ)
    → 筋肉を動かすことで血流が改善され、副交感神経に切り替わりやすくなります。

  • 深呼吸
    → 寝る前に「4秒吸って、6秒吐く」を3回。副交感神経が整い、自然な眠気が訪れます。

  • スマホは寝る30分前にOFF
    → ブルーライトが睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を妨げるため。

これらは お金がかからず、今日からすぐ始められる習慣。続けることで「寝つきやすい体」に変わっていきます。

アイマスクで光を遮断&眼精疲労ケア

アイマスクは入眠を助けるだけでなく、
ホットアイマスクを使うと眼精疲労をやわらげ、
副交感神経を整えて深い眠りにつながります

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。


加湿器で快適な寝室環境を整える

乾燥した空気は喉や鼻を刺激し、眠りを妨げる原因になります。

特に冬場やエアコン使用時は、
小型の加湿器を寝室に置くことで快眠環境が整います。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

小型加湿器はこちらで一部紹介しています。


40代の体調変化は避けられませんが、
不眠は放置せず「生活習慣+快眠アイテム」で改善できます。

  • 更年期や自律神経の乱れが睡眠の質を下げる原因
  • 朝日を浴びる・軽運動・深呼吸など、毎日のセルフケアで改善可能
  • アイマスクや加湿器で環境を整えると効果アップ

最初の一歩は「寝る前にホットアイマスクを5分」から始めてみましょう。

小さな習慣の積み重ねが、翌朝のスッキリ感と未来の健康をつくります。


おまけコーナー|40代の体調変化と睡眠にまつわる雑学10選

  1. 40代は“睡眠の黄金期”が終わる?
    睡眠の質の指標である深いノンレム睡眠(徐波睡眠)は、20代をピークに加齢とともに減少し、40代ではその量が顕著に少なくなるとされています。

  2. 女性ホルモンと夢の関係
    女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)は、感情の安定や睡眠のレム睡眠(夢を見る睡眠)の質に影響します。更年期にこれらのホルモンが減少・変動すると、睡眠が浅くなり、その結果、悪夢や鮮明な夢を見やすくなる傾向があります。

  3. 男性も“更年期不眠”になる
    男性ホルモンであるテストステロンが減少すると、女性の更年期と似た症状(LOH症候群)として、不眠、疲労感、気分の落ち込みなどが現れることがあります。

  4. 40代の夜型化は自然現象
    体内時計の変化は起こります。通常、加齢とともに体内時計のリズムは前倒しになり、若い頃より早く眠くなり、早く目が覚める**「朝型化」**が進みます。ただし、社会的要因(仕事、スマホなど)で夜更かしすると、体は辛く感じやすくなります。

  5. 不眠の人ほど“朝コーヒー”が効く
    カフェインは覚醒作用だけでなく、体内時計のリセットを促す効果があります。朝、決まった時間に光とカフェインを摂取することで、体内時計が整い、夜にメラトニン分泌がスムーズになりやすくなります。

  6. 足の冷えは不眠のサイン
    人間は、体の中心部(深部体温)が下がる時に眠気を感じます。足の表面が冷えていると、熱を逃がすための血流が滞り、深部体温がうまく下がらないため、寝つきが悪くなります。

  7. ショートスリーパーは遺伝の可能性
    極端に短い睡眠時間(6時間未満)で健康を維持できる人は、DEC2遺伝子などの特定の遺伝子変異を持つことが研究で判明しており、一般の人は真似をすべきではありません。

  8. いびきの8割は“舌の落ち込み”が原因
    加齢や肥満により、舌の根元にある筋肉が衰えると、仰向けに寝た際に舌が喉の奥に落ち込み(舌根沈下)、気道を塞いでいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となります。

  9. 昼寝のベストタイムは“14時”
    午後の2時ごろは、覚醒度が自然に低下する時間帯(セカンドスリープやサーカディアン・ディップと呼ばれる)です。この時間に15~20分の短い昼寝(パワーナップ)を取ることは、夜の睡眠に影響を与えずに午後の集中力を回復させるのに最適です。

  10. 寝不足は“甘いもの依存”を招く
    睡眠不足は、食欲を増進させるホルモン(グレリン)を増やし、食欲を抑制するホルモン(レプチン)を減らすため、脳がエネルギー不足となり、甘いものや高カロリーなものへの衝動的な依存を招きやすくなります。

出典・参考文献

  • 香坂雅子. 女性の睡眠と健康. 特定医療法人朋友会石金病院. 特集:睡眠と健康―ライフステージとライフスタイル. 保健医療科学. 2015;64(1):33-40. https://www.niph.go.jp/journal/data/64-1/201564010006.pdf
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-01-004
  • 日本睡眠学会「女性の睡眠障害」
    https://www.jssr.jp/basicofsleepdisorders8

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この記事を書いた人

1984年、鹿児島県生まれ。
理学療法士で15年病院勤務。
2025年6月からブログ開始。

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