
布団に入っても眠くならなくて、スマホを見ていたら気づいたら深夜…。次の日がつらいんです。



私は寝つけないというより、生活リズムが乱れて眠気が来ないのが悩み。朝もだるいままです。
そんな悩み、40代では珍しくありません。
年齢とともに睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌は低下し、
眠気のサイクル(概日リズム)が乱れやすくなります。



そこで役立つのがトリプトファンです。食事やサプリから補うと、昼のセロトニン→夜のメラトニンという流れが整い、自然な眠気が戻りやすくなります。
結論
朝〜日中の生活習慣(光・活動・食事)とあわせて
トリプトファンを継続摂取することで、40代特有の
「眠気が来ない」「寝る時間がバラバラ」をやさしく是正できます。
トリプトファンとは?


トリプトファンは、私たちの体にとって欠かせない
必須アミノ酸のひとつ です。
必須アミノ酸とは「体内で作ることができず、
食べ物から摂らなければならない栄養素」のこと。
特にトリプトファンは、心と体の健康に深く関わっています。
トリプトファンが変換される流れ
- トリプトファン → セロトニン(幸せホルモン)
気分を安定させ、ストレスを和らげる働きがあります。 - セロトニン → メラトニン(睡眠ホルモン)
夜になると脳でメラトニンに変換され、自然な眠気を誘い、体内時計を整えます。
つまりトリプトファンは、「心の安定」+「快眠」につながる出発点の栄養素なのです。
多く含まれる食べ物
- 大豆製品(納豆・豆腐・味噌など)
- 乳製品(牛乳・ヨーグルト・チーズ)
- 卵
- 魚や鶏むね肉
- バナナ
ポイント
主食(ごはんやパン)+タンパク質+ビタミンB6を一緒に摂ると、
トリプトファンの代謝がスムーズになります。
研究で分かっている効果
- 古典的な研究では、トリプトファンを摂取することで
寝つくまでの時間(入眠潜時)が短縮されると報告されています。 - 最近の研究でも、中途覚醒の減少や睡眠の質の改善に
関連していることが確認されています。
トリプトファンと睡眠リズムの関係


- 昼はセロトニンとして働き、夜はメラトニンに変わる
→ 日中の覚醒と夜の眠気リズムを調整 - トリプトファン不足 → セロトニン不足 → メラトニン生成も低下
→ 「夜眠れない」「朝すっきりしない」につながる - 研究報告:トリプトファン摂取で「中途覚醒が減少」
「深い眠りの増加」「入眠時間短縮」の効果が観察されている - ポイント:リズム改善は数週間単位での継続が必要、
単発では効果が出にくい
トリプトファンサプリの選び方と注意点


選び方のポイント
- 配合量をチェック:1日あたり200〜500mgが一般的。
海外製は高容量なので注意。 - 単体 or 複合:
- 単体(Nutricostなど)→自分で用量調整したい人向け
- 複合(ネムピュア、ネルグーなど)→「寝つき」「腸ケア」「リズム安定」をまとめて対策したい人向け
- 添加物や製造元:国内GMP工場や無添加を明記している製品は安心感が高い
- 価格と続けやすさ:2〜3週間以上続ける必要があるので、コスパも重要
注意点
- 医薬品(抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬など)と併用中の方は必ず医師に相談
- 妊娠・授乳中の方はサプリ使用を避けるか、医師に確認
- 消化器症状(胃もたれ・下痢)が出たら中止
トリプトファンを取りすぎると良くない理由


- 過剰摂取の目安:1日2000〜3000mgを大幅に超えると消化器症状
(吐き気・下痢)が出やすい - セロトニン症候群のリスク:抗うつ薬(SSRI/SNRI等)との併用で、
まれに過剰なセロトニン活性 → 発汗・震え・動悸など - 逆効果の可能性:過剰な摂取は必ずしも効果を高めるわけではなく、
体内利用効率が落ちる
→「適量を守る」ことが効果実感への近道
効果的な摂取方法


- タイミング:
- 朝:たんぱく質+ビタミンB6(例:納豆+卵+ヨーグルト)
- 夜:就寝1〜2時間前にサプリ(または温かい牛乳+バナナなど)
- 継続:2〜4週間は同じ生活リズムで試す(就寝/起床の固定、朝の日光、夜のブルーライト抑制)。
- 相乗例:マグネシウムやレモンバームなど鎮静ハーブとの併用で“深さ”を感じる報告あり。
安全性・注意点


- 一般的に安全性は高いが、SSRI/SNRI/三環系/睡眠薬などを服用中は医師・薬剤師に相談。
- 妊娠・授乳中のサプリ使用は医師相談。
- 体質に合わない/消化器症状(胃もたれ等)が出る場合は中止し様子を見る。
- 海外品は1粒500–1000mgと高容量のことが多いので、半量からが安心(個人差)。
製品比較(トリプトファン系)


製品名 | 1日目安のトリプトファン量 | 特徴 | おすすめポイント | こんな人に |
---|---|---|---|---|
ネムピュア トリプトファン(日本) | 約420mg/日(※総量1260mg/袋表記からの1日3粒想定) | トリプトファンにグリシン/GABA/テアニン/ラフマなど複合配合。国内製造・無添加設計を訴求 | 複合設計で“寝つき〜深さ”まで幅広くケア/国内製で始めやすい | 「まずは国内の複合型で試したい」「粒数が多くてもOK」な人に。 |
ネルグー 睡眠サプリ(【深い夜にゆったり休息。】)(日本) | 総量表記あり(13,500mg/袋)/1日あたりのTrp量は要ラベル確認 | トリプトファン+ビタミンB群+乳酸菌(22種)。無添加訴求・国内GMP | 腸×神経で**“内側から整える”**設計/価格帯が手頃な販路も | 「腸ケアも一緒に」「ビタミンBも摂りたい」人に。 |
Nutricost L-Tryptophan(米国) | 500mg/1カプセル | 単成分+BioPerine(吸収サポート)。GMP準拠 | 用量調整がしやすい単体/他の栄養と組み合わせ設計が自由 | 「成分をシンプルに」「用量を自分で調整したい」人に。 |
※表記は商品ページ・公称値を基にしています。実際のラベル記載を必ずご確認ください(ロットで変更の可能性あり)。






商品別口コミまとめ


ネムピュア トリプトファン
- 良い口コミ:「眠りが深くなった気がする」「飲みやすい」「スッキリ目覚めがいい」
- 悪い口コミ:「眠気がこない」「においがきつい」
ネルグー 睡眠サプリ
- 良い口コミ:「途中覚醒がなくなった」「飲みやすい」
- 悪い口コミ:「効果がなかった」
Nutricost L-Tryptophan
- 良い口コミ:「ぐっすり眠れる」「すぐに眠れる」「睡眠の質が高まる」
- 悪い口コミ:「カプセルが海外サイズで大きい」「効き目が良くない」
食事からの取り入れ方


- 朝食:納豆ごはん+プレーンヨーグルト+バナナ
- 昼食:鶏胸肉のサラダ(オリーブ油・ナッツ)+味噌汁
- 間食:チーズや無糖ヨーグルト
- 夕食:豆腐と鮭の湯豆腐、ほうれん草の胡麻和え
- 就寝前:温かいミルク(少量) or サプリ
よくあるQ&A


Q. どれくらいで実感しますか?
A. 早い人で1週間、多くは2〜4週間の継続が目安。研究も2週間前後の介入で改善を見ています。
Q. 日中眠くならない?
A. トリプトファン自体は鎮静薬ではなく“材料”。朝の光・日中活動が弱いと夕方以降の眠気に回らないことがあるので、生活リズムの同時調整が大切。
Q. 他の成分と組み合わせるなら?
A. B6(代謝補因子)・マグネシウム・レモンバーム・グリシンは相性の良い報告や理論があります。
自宅でできるセルフチェックリスト(2週間トライ用)


「サプリ+生活習慣」の両輪で続けると効果実感が高まります。
まずは下の項目を試してみてください。
- 起床時刻を固定する(平日・休日どちらも±30分以内)
- 朝の光を浴びる(カーテン全開・散歩)
- 朝食にたんぱく質をプラス(納豆・卵・ヨーグルト)
- 寝る30分前はスマホをオフ(ブルーライト対策)
- 就寝1〜2時間前にサプリを摂取
2週間後に「寝つき」「中途覚醒」「朝のスッキリ感」を振り返ると、
効果の有無がわかりやすいです。
まとめ


40代の「眠気が来ない」「寝る時間が整わない」には、
トリプトファンで昼→夜の神経伝達の流れを整え、
光・生活習慣で土台を固めるのが王道。
食事+サプリを2〜4週間続け、起床時刻固定・朝光・夜のブルーライト削減を
セットにすると、リズムはぐっと戻りやすくなります。
トリプトファンと眠気リズムにまつわる雑学10選


- 牛乳は“ナイトキャップ”だった?
ホットミルクに含まれるトリプトファンとカルシウムの相乗効果で眠りやすくなるとされ、昔から「寝る前に牛乳」が習慣に。実は科学的にも理にかなってます。 - バナナは「天然の睡眠ドリンク」?
バナナにはトリプトファンとビタミンB6が豊富に含まれており、ビタミンB6はトリプトファンからセロトニン、そしてメラトニンを生成する過程で重要な役割を果たします。ホットミルクと組み合わせることで、より効率的な摂取が期待できます。 - チーズは“夜のおつまみ”に最適?
チーズはトリプトファンが豊富で、アルコール抜きでリラックスをサポート。ワインのお供としても定番ですが、実は「睡眠おやつ」としても優秀。 - 日光を浴びると“眠れる体”になる?
トリプトファンは日中、太陽光を浴びることでセロトニンに変わりやすくなり、夜にメラトニンに変換されやすくなります。実は「朝日を浴びる」はサプリより大事。 - 日本人は魚で眠気を整えていた?
昔の和食中心生活では、魚や大豆で自然にトリプトファンを摂取。現代の食生活で乱れている人が増えたのは洋食化の影響も大きいとか。 - “ラーメンのシメ”で眠くなる理由
ラーメンの炭水化物や卵、チャーシューに含まれるトリプトファンは、消化・吸収によって脳に届きやすくなり、眠気を誘発することがあります。実は「夜ラーメン=睡眠導入食」でもあるんです。ただし、消化に時間がかかるため、夜遅い時間の食事は推奨されません。 - うつ予防にも一役?
トリプトファンから作られるセロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分安定やうつ予防にも関与。眠りとメンタルは実は同じ回路でつながってます。 - 「夜型フクロウ」は本当に夜型?
フクロウは夜行性だけど、実は昼にもしっかり眠っているリズムの持ち主。人間の“夜更かし型”はトリプトファン代謝の乱れで作られるとも言われます。 - 甘い物を食べると眠くなる科学
糖質はインスリン分泌を促し、トリプトファンを脳に運びやすくします。そのため「ご飯のあと眠くなる」のは体内リズムの自然な仕組み。 - 「夜食うどん」は眠りの味方?
うどんのような炭水化物に、卵や納豆などのトリプトファンを多く含む食品を組み合わせることで、効率的にトリプトファンを脳に届け、眠気を誘発する効果が期待できます。
参考文献・出典
- Sutanto, C. N., Loh, W. W., Toh, D. W. K., Lee, D. P. S., & Kim, J. E. (2022). Association between dietary protein intake and sleep quality in middle-aged and older adults in Singapore. Frontiers in Nutrition, 9, 832341. https://doi.org/10.3389/fnut.2022.832341
PMID: 35356724; PMCID: PMC8959711 - Nishida, K., Sawada, D., Kuwano, Y., Tanaka, H., & Rokutan, K. (2017). Daily intake of Lactobacillus gasseri CP2305 improves mental, physical, and sleep quality under stressful conditions in healthy adults. Beneficial Microbes, 8(2), 153–162. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28290996/
- Sawada, D., et al. (2019). Effect of Lactobacillus gasseri CP2305 on stress-associated symptoms and sleep quality. Journal of Applied Microbiology, 126(6), 1824–1832. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30786140/
- Rondanelli, M., et al. (2021). The use of probiotics for the treatment of sleep disturbances: A review. Nutrients, 13(9), 3286. https://www.mdpi.com/2072-6643/13/9/3286
- Okubo, R., et al. (2019). Effect of bifidobacteria on sleep and mental state in healthy adults. Psychiatry Research, 282, 112590. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31470005/
- Mayer, E. A., Tillisch, K., & Gupta, A. (2015). Gut/brain axis and the microbiota. Journal of Clinical Investigation, 125(3), 926–938. https://www.jci.org/articles/view/76304
- Bellono, N. W., et al. (2017). Enterochromaffin cells are gut chemosensors that couple to sensory neural pathways. Nature, 546(7657), 77–82. https://www.nature.com/articles/nature22339
- Rondanelli, M., et al. (2014). Improving sleep and daytime function with tryptophan, magnesium, and melissa officinalis: A randomized, double-blind clinical trial. Nature and Science of Sleep, 6, 1–8. Dove Medical Press. https://www.dovepress.com/improving-sleep-and-daytime-function-with-tryptophan-magnesium-melissa-peer-reviewed-fulltext-article-NDS
- Hartmann, E. (1982). Effects of L-tryptophan on sleepiness and on sleep. Archives of General Psychiatry, 39(4), 447–453. JAMA Network. https://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/491219
- Javier A. M., et al. (2018). The gut microbiome and the brain. Journal of Neurochemistry, 144(5), 539-556.
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/jnc.14251
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